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新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

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春抱き★愛の言葉 3

早めに夕食をすませて、和室から月を眺めながら日本酒を二人で飲んでいた。
時間を確認し香藤が立ち上がる。


『そろそろかな…』


岩城の手をひき窓側へ移動する。
冷えないように岩城の肩にブランケットをかけ、後ろから抱きしめる。


『なんだ?』


『ほら、始まった!』


香藤が指差す先には、侵食されはじめた月が。


『皆既月食か…』


食い入るように見つめる岩城がつぶやいた。
少し、また少しと侵食されていく月。


『まるで俺みたい。岩城さんに、のめり込んでいったあの頃の…。いまも、岩城に夢中だけどね。』


岩城の手をとり誓うようにキスをする。


『香藤…』


岩城が香藤を見上げたとき、月が完全に侵食され暗くなった。


『重なったね。ねぇ、岩城さん。俺達みたいだね…』


岩城を抱きしめる香藤の腕が離さないよ、いつまでと力が入る。
岩城は、その腕の温かさを嬉しそうに手に感じ。愛おしげに微笑んだ。


『そうだな。香藤…愛してるよ。』


岩城の言葉に、香藤の体が震えたのがわかった。


『えっ…あっ…岩城さん。』


目を丸くして覗き込む香藤の頬に岩城は指をすべらせ

『愛してる。香藤。』


愛の言葉を香藤へ囁く。


『岩城さんから言ってもらえるなんて、嬉しいよ。』

嬉しくて堪らないという表情で岩城の頬にキスの雨をふらす。


『こら…香藤、力をゆるめろ……苦しい。』


力いっぱい抱きしめる香藤の腕を叩く。


『ごめん。ごめん。だって本当に嬉しくって…いつも、俺に答えてくれるけど、岩城さんからって無かったからさ…つい……』


腕の力をゆるめ、岩城を優しく包む。
月の光が二人を優しく照らし始める。


『これからは俺からも言うさ。愛してる。』


微笑み幸せそうに目を細める岩城に


『俺も愛してる。』


香藤は愛おしくて堪らないと目尻を下げ、伝えきれない愛を口づけにかえ岩城に答えた。
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  1. 2014/10/11(土) 18:52:04|
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春抱き★愛の言葉 2

『愛してるよ。岩城さん。おやすみなさい。』


『あぁ。俺も愛してる。おやすみ…香藤。』


携帯をテーブルに置き、ソファーにもたれる。
指先を唇にあて


『愛してる……』


そう言った唇が温かい。指先を唇から滑らせ頬を撫でる。指先から熱を感じ、ほてっているのがわかる。
演技で何度も口にしている睦言なのに、どうして香藤に言うときは、こんなに心から…体中から…熱をおびた言葉になるのだろう。




香藤もそうなのだろうか?
『愛してる』そう返したときの香藤の幸せそうな吐息…笑顔…。
たまらなく愛おしく思う。
もし、俺から『愛してる』と言ったら、香藤はどんな反応をするだろう?




岩城は、飛びついて抱きしめる香藤を想像してクスリと笑い浴室へむかうためリビングを後にした。




俺からの『愛してる』は、電話でなく、二人の大切な時間にしよう。
とびきりの香藤の笑顔を記憶に残せるように。
  1. 2014/10/05(日) 23:34:02|
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春抱き★愛の言葉

『愛してるよ。岩城さん。おやすみなさい。』


『あぁ。俺も愛してる。おやすみ…香藤。』


携帯の待受画像の岩城を見つめサイドテーブルに置く。
忙しい1日…愛しい岩城との会話が何よりの安眠剤。 布団に潜り込みフワフワと眠りに落ちていく。




『愛してる。香藤。』


いつからからか、岩城が言ってくれるようになった。



香藤が、ねだって、ねだって、照れ臭そうにポソリと『好きだ』と言ってくれた日。
それから岩城が求めるわけでもないのに、香藤がメールや電話の締めくくりを『愛してる』にするようになっても、岩城から『愛してる』と返ってくることはなく、受話器のむこうから照れ恥ずかしい声で『バカ…誰かに聞かれたらどうするんだ。』と返ってきていた。
しばらくしてから『俺も…』と返ってくるようになり、、、岩城から『愛してる』と言うことは滅多にないが、いつしか香藤が『愛してる』と囁くと、優しくつつむような声で『愛してる』と自然に返してくれるようになった。




そのたった一言に全ての疲れが吹き飛び、安らかな眠りに導かれ、明日への気力につながる。


『愛してる』


岩城からのたった一言で、長い長い寂しいロケが乗り切れる。
今度の二人のオフには、岩城さんに呆れられるくらい『愛してる』って言おう。『愛してる』いがいに、この想いを伝える言葉がみつからない。
だから、いつまでも言い続けるよ『愛してる。』



  1. 2014/10/04(土) 20:12:32|
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