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新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

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3月11日

3月11日


あの震災から5年です。
多くのメディアで被災地がとりあげられています。
まだまだ復興にいたらない地域。
たりない資金…物資。
まだ5年。
目に見える支援も必要ですが、見えない支援の大切さを実感する時期にきたような気がします。


阪神淡路大震災のときも多くのボランティアや物資の救援活動が多くメディアも盛んにとりあげていました。
いまは…どうでしょう?
節目にメディアに取り上げられても、だんだん小さくなってきてしまっています。
阪神淡路大震災の頃に、ちょうど共通の音楽の趣味をもつ友人と交流をもっていました。
無事を確認したあと、手紙を送り何かできることはないでしょうか?と尋ねたら…
『幸い私は大きな被害を受けることなく家族全員元気です。だから物資の援助は本当に被災した人へ届けてくださいね。私が望むことは、そちらに行ったときには、変わらぬ笑顔でみなさんでむかえてくださいね。』と書いてあったのを覚えています。
彼女の言いたかった変わらぬ笑顔でとは、被災地のかわいそうな方へむける励ましの笑顔ではなく、前へ前へと進む人へむける温かい見守り笑顔だと…気づいたのは震災からしばらくして彼女が、こちらに来て皆でむかえた時でした。
彼女はとても明るく前をむいていて、将来の夢にも確実に歩んでいました。
とても眩しかったです。
実際は、家族全員無事でしたが、物資や周りの環境の変化に苦労はしたいたとのことでしたが…。
誰かと繋がっている。
心に響く音楽があるから笑えるんだと言っていました。
きっと今もキラキラと前をむいて歩いているでしょう。


物資、金銭だけじゃない。
心の栄養…。
新田先生も『ライフライン』でかかれていましたね。
本当に…そのとおり。
私たち誰もができることは忘れないこと。。。
慈しみの心を育て守り続けること。




いまある身体と心に感謝し、各地の被災地の復興を心から願います。

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  1. 2016/03/11(金) 03:59:34|
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春抱き★telpathically…⑤ 完

撮影を終えてホテルへ戻りシャワーを浴び、ガウン姿でビールを片手にソファーにもたれる。


『あぁ~うまくいってよかった。昨日の落ち込んだ俺のままじゃ迷惑かけていたよなぁ。これもすべて岩城さんのおかげ。』


ビールを飲みながら


『あっ、アレなんだったんだろう?』


昼に新幹線でランチバッグに戻したピンクでラッピングされた包みを取り出し、リボンをほどき包みを開きあらわれた箱をみて香藤は驚いた。


『これ…うわっ。偶然にしてもすごすぎ。岩城さんに電話!!電話!!』


ビールと箱をテーブルに置きスマホを取り出した。
数回のコールののち


『香藤。おつかれさま』


優しい岩城の声が聞こえる。


『岩城さん。サンドイッチとコーヒー美味しかったよ。おかげで初日の撮影ノーミスだったよありがとうね 。』


香藤は岩城の手作りに心が癒された感謝の言葉をつげる。


『そうか。口にあって良かったよ。俺こそプレゼントありがとう。さっそくカーディガンを着ているよ。』

『うん。着てくれてありがとう。春になりつつあるとはいえ、まだまだ冷え込むから暖かくしてもらわないとね。』


『あぁ、暖かくて手触りもよくて気に入ったよ。それと…』


言いかけた言葉をのみこみクスクスと笑う岩城。


『俺達、誰にも負けない愛で繋がっているんだね。』

と、香藤が言うと


(岩城)『同じチョコレートをプレゼントするなんてな。』
(香藤)『同じチョコレートをプレゼントするなんてね。』


同時に発して爆笑する。


『ねぇ~俺、岩城さんがアノ売場にいるのが想像つかないんだけど?』


笑って目尻に浮かんだ涙を指先で拭いながら香藤が聞くと


『清水さんが自分用チョコレートを買いにいくってカタログを見ていてな。見せてもらったら香藤のイメージにピッタリだなと思って一緒に買ってきてもらったんだ。ラッピングまで清水さんがしてくれて、今度なにかお礼しないとな。』


『そうだったんだね。じゃあさ、清水さんにホワイトデープレゼント選ぼうね。ねっ、聞いてもいい?俺のイメージと思った、このチョコレートみたとき、岩城さんはどんなこと感じたの?』


チョコを見ながら香藤が聞くと


『そのチョコレートをみて、いろんな壁にぶつかりながらも乗り越えていく姿、淡い水色が疲れた自分を洗い流してくれる香藤を思ったんだ。』


岩城が答えると


『そっか~。なんか嬉しいな!俺、ちゃんと岩城さんの力になってるんだね。俺も岩城さんの存在を同じように思ってる。岩城さんじゃなきゃ、俺を癒せないんだから、だから無理だけはしないでね。』


岩城の明日からの仕事は鬼の持宗監督の作品だ。離れている分、心配がつきない。


『うん。ありがとう。香藤も忙しいだろうが、心が折れそうになったら…連絡するから俺を癒してくれるか?』


『もちろん!時間があうかぎり何時でも付き合うよ。一人でかかえこまないで連絡してね。愛しているよ岩城さん。』


チュッと受話器ごしにキス送る。
電話ごしなのに、まるで本当に香藤の腕の中でキスされているような感じがして岩城は幸せな気持ちになった。


『ふふっ。香藤から、そう言われると明日から、なんなくやりとげれそうな気がするよ。俺も愛しているよ香藤。』


岩城もキスを送る。


『うん。岩城さんなら大丈夫。だって俺がいるからね~。
あ、明日はやいよね?そろそろ休まないとね。』


『そうだな。香藤もゆっくりと休むんだぞ。』


『そうするよ。本当に今日はありがとう。おやすみ。』


『あぁ…おやすみ。』


チュッとキスの音が響き通話が終わる。
スマホをベッドサイドに置き、岩城からのチョコレートを冷蔵庫へしまいベッドにもぐりこんだ。
離れていてもどんなことがあっても俺達は大丈夫。
誰にも負けない愛で繋がっているから。




+++++++++++
今年バレンタイン催事場で見かけた、淡いブルーの少しいびつな四角【海外の古い石畳みたいな】チョコを二人に送りたくて食べていただきたくてSSにしました。
セレクトコーナー商品で入荷が少ないのと、色合いが珍しいため2回完売していて、3回目にてやっと購入できました。
ホワイトチョコに食紅ではなくラベンダー色素で色と風味づけされていました。中にはバタークッキーが入っていました。美味しかったです。
なかなか普段みかけないお菓子に出会えるこのイベントが来年も楽しみです。




タイトルの『telpathically』は以心伝心という意味合いでつけてみました。二人は不思議な愛の力でつながっているのです。
  1. 2016/03/10(木) 21:50:16|
  2. 春抱き★St.Valentine′s Day
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春抱き★telpathically…④

『金子さんお待たせ。』


香藤は待たせていた金子の車へと乗り込んだ
鞄を隣へ、膝にランチバッグをのせてベルトをしめる。香藤を確認した金子は車を走らせた。


『あっ、金子さん。俺、新幹線でのお弁当なしでいいからね。』


嬉しそうにランチバッグを軽く持ち上げる。


『岩城さん手作りのお弁当ですか?』


『そっ。作ってくれているなんて考えてもいなかったから本当に嬉しいよ。』


とろけるような顔をする香藤に、金子はこの調子ならロケもスムーズに進むと安心して駅へとむかった。




新幹線の窓からぼんやりと景色を眺めていた香藤に


『香藤さん。コーヒーいります?』


金子が声をかけると


『うん?ちょっと待って。』


ランチバッグのファスナーを開けると水筒がみえた。

『俺はいいや』


『そうですか。じゃぁ、コーヒーを1つ。』


金子はパーサーからコーヒーを受けとりテーブルに置くと、香藤の方のテーブルを出し


『お昼たべましょうか。』

食事をうながした。


『ありゃ…もうそんな時間?』


香藤はランチバッグからテーブルに入っている物を取りだした。水筒、ランチボックス、ピンクで可愛くラッピングされた包み。


『バレンタインプレゼントも入っていたのですね。いーですね。僕なんて0ですよ。』


金子は寂しそうに弁当を口に運んだ。


『あはは。そう落ち込まないでよ。』


香藤はバッグへラッピングされあ包みを戻して、ランチボックスを開けた。


『美味しそうなサンドイッチ。』


水筒を開けコップへ注ぐと、コーヒーのいい香りが鼻をくすぐり、香藤はそのまま口にした。


『岩城さんが淹れてくれたコーヒーだ。』


家で時間があるときに岩城が豆から丁寧に淹れてくれるコーヒーを味わい、サンドイッチをかぶりつく。


『うん。美味し!自信ないようなこと言っていたけど本当に美味しいし!また作ってぇって、あとで岩城さんにメールしよっと。』


昨日の不機嫌はどこへやら笑顔の香藤は、現場についても明るく周りを和ませながらその日の仕事を終えた。
  1. 2016/03/10(木) 21:48:03|
  2. 春抱き★St.Valentine′s Day
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春抱き★telpathically…③

翌朝、昨夜用意していた材料を並べサンドイッチを作り、丁寧に豆をひいてコーヒーを煎れ、ランチバッグにサンドイッチボックスと水筒を入れて鞄のかたわらに置き、岩城はカップにコーヒーをそそぎ時計に目をやる。


『やっぱり…無理だったか…』


金子から帰宅予定をもらっていた時間はすぎていた。ソファーに座りコーヒーを飲みながら香藤の帰りを待つ岩城は爽やかな朝に似合わないため息をついた。
記念日やイベントに岩城を楽しませ幸せにすることを、自分の幸せにしている香藤がどんなに残念がっていることだろうかと思うと自分に何かできないかと考えはじめた。
香藤を抱きしめキスをし笑顔で送り出す、わずかな時間くらいはあるだろう。
疲れた香藤のために、今の自分にできることは、そんな些細なことしかないなと考えているところへ、車が止まる音が聞こえた。
岩城はカップをテーブルに置き、ランチバッグにテーブルに置いていたラッピングした包みを入れて鞄と一緒に持ち玄関へむかった。
勢いよく開いた玄関ドア


『ただいま。岩城さん。』


香藤が手にしていた紙袋を足元に降ろし岩城に抱きついてきた。
少しよろめきながらも香藤を抱き止め、あいた左手で乱れた香藤の髪をなでる。

『おかえり。香藤。大変だったな。』


もっと撫でてと甘えるように岩城の肩口に顔を埋める香藤。


『久しぶりに…しかも、バレンタインに会えるはずだったのに…。このままロケに出発なんて本当に寂しいよ。』


『俺も…寂しい。でも、こうして今、香藤に会えて温もりを感じれて幸せだ。』

ポンポンと香藤の頭を軽く叩くと香藤が岩城を見上げるように顔をあげた。岩城は優しく微笑み香藤の唇にキスをした。
岩城からのキスに香藤は目をまるくした。岩城は鞄を置くと両手で香藤の顔をつつみ


『しばらく会えないのは寂しいが、こうして香藤にふれることができて俺は本当に幸せだ。』


幸せそうに目を細めて言う岩城を香藤はきつく抱きしめ深く口づけた。
あまやかな息づかい…互いの存在を温もりを確認するように手で体を撫で、何度も何度も深い口づけをかわす二人に別れの時間を知らせる音が響く。


『行かなきゃ…。』


名残惜しそうに岩城の額に瞼に唇にキスをして、ゆっくりと香藤が体を離す。すがりついていた岩城はゆっくりと香藤の首から腕をおろした。
鞄とランチバッグをとると香藤にさしだし


『香藤みたいに上手くできなかったが、移動中に食べてくれ。』


『岩城さんの手作り?わぁ嬉しいな!これでロケのりきる元気つくよ。これ俺からバレンタインプレゼント。』


岩城から鞄とランチバッグを受けとると、足元に置いていた紙袋を岩城に渡す


『ありがとう。』


ロケが無事に終わりますようにと願いをこめて、岩城は香藤の頬にキスをした。


『じゃぁ、行ってくるね!』


笑顔で見送る岩城に香藤は投げキッスをし、ドアを開けて金子の車へと走っていった。
笑顔で香藤を送り出し紙袋をかかえリビングへ戻り


『忙しいのによく買い物に行くことができたな。』


まぁ、そんなことをこなせるのも香藤らしいと思いながらソファーに座り紙袋の中身を取り出す。
大きめの包みが3つに白い小さなビニール袋。
包みをひらくと、スウェット、淡いグリーンのパーカー、手触りのよいグレーのロングカーディガンがあらわれた。
そろそろ稽古ようのスウェットを買い直そうと思っていると話してはいたが、なかなか買いにでかけることができずにいたのをみていたんだなと笑った。


『しかし、このグリーンのパーカーは、俺には若すぎないだろうか?』


パーカーを広げると見覚えのあるロゴの刺繍が胸元にあるのに気がついた。香藤が以前プレゼントしてくれたラベンダーのトップスと同じものだった。


『ということは…自分の分も買っているはず。そうなると着ないわけにはいかないな。オフが重なったら二人で春を探しにドライブに着ていくか。』


パーカーをたたみ、白いビニール袋を開けて箱をとりだす。


『これ…。』


箱を見て岩城は目をまるくした。


『ふふっ。まさかこんなことがあるとは驚きだな。明日からいただくか。』


箱を優しくなで、冷蔵庫へと片付けた。
  1. 2016/03/10(木) 21:46:07|
  2. 春抱き★St.Valentine′s Day
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春抱き★telpathically…②

『香藤さんお疲れ様でした。』


スタジオから出てきた香藤に、ねぎらいの言葉をかけ控え室へ案内する金子。椅子にもたれかかった香藤は

『金子さん。このあと時間あくよね?』


『えぇ、2時間くらいあきますね。何か雑誌や食べるもの買ってきましょうか?』


『時間までに戻ってくるから、ちょっと出掛けてきていい?』


香藤は立ち上がり背伸びをする。


『そうですね。今日はこのあとほとんど休憩もありませんし、時間までに戻られるのでしたら大丈夫ですよ。あ、何かありましたら連絡しますからスマホの電源いれておいてくださいね。』


『了解。行ってくるね。』

香藤はサングラスをかけ、ジャケットを羽織り、財布とスマホを手に控え室をあとにした。
むかった先は、局からほど近いデパート。
商品を購入し終えて、時間を確認するとまだ余裕がある。


『ちょっと覗いてみるか。』


エレベーターに乗りむかった先はバレンタイン催事場。


『うへぇ~。テレビで見ていたけど…これはすごいなぁ。』


すれ違うのもむずかしいくらいの人だかり。人の隙間をぬってチョコレートを見て歩く。誰もがチョコレートに夢中で香藤に気がつかない。
押し出されるようにたたどり着いた人だかりが少ないブースに並べられた、一つのチョコレートに目を奪われた。


『すみません。これ1つください。』


チョコレートを購入し局へ戻った。
控え室に戻ると紙袋を鞄の脇に置いて、残りのスケジュールの台本を確認しているところへ金子が入ってきた。


『香藤さん戻られたのですね。ちょうどよかったです。温かいうちに食べてくださいね。後半は休憩もないですから!』


『そだね。ねぇ~金子さん。岩城さん起きているうちに帰れるよね!?』


金子から弁当を受け取りながら、香藤が紙袋に目をやり嬉しそうに聞くと


『それが…ちょっと…。』


言いにくそうにする金子に香藤が


『もしかして今夜、俺…帰れないの?』


『その…トラブルがありまして…。御自宅にお送りできるのが明日の朝になるかと…………。』


金子が申し訳なさそうに答える。


『マジでぇ~。今夜、帰れなきゃ、家もどっても着替え受け取ってそのまま地方ロケじゃん……。』


机にへたれこむ香藤


『あぁ~香藤さん。岩城さんへは私から事情を説明しておきますから。少しでも岩城さんとのお時間が作れるようにしますから。』


必死にフォローをする金子。


『わかった。金子さんを信じて、これ食べて後半の仕事に集中するから。岩城さんと朝のコーヒー飲む時間くらいちょうだいね。』


香藤は弁当の蓋をとると、食事片手に後半の仕事に改めて目をはしらせ真剣な顔つきに変わっていった。
金子は申し訳なさそうに控え室をあとにすると、岩城へ連絡をいれた。
金子から連絡を受け、岩城はため息をついた。
この業界ではよくあること…とはいえ、何時になってもお互いの顔をみて話したかったし…。なにより渡したかった物がある。


『香藤の着替えをリビングへ降ろしておいたほうがいいな。』


香藤の鞄をリビングのソファーへ置き、ラッピングした包みをその中へいれようとしたが、ためらいテーブルに置いた。
金子がコーヒーくらい飲む時間くらいは作れるようにしますと言っていた…もしかしたら渡せるかもしれない。
キッチンに立ち遅くなっても帰ってくる予定だった香藤の軽食のための材料を冷蔵庫へもどしていた手をとめ


『そうだ。』


キッチン上の扉をあけ目当ての物を探す。ランチバッグ、水筒、サンドイッチボックスを取り出して並べ


『明日、サンドイッチとコーヒーを淹れて、アレを一緒に渡そう。』

料理をするとなれば少し早く起きないとな。と粒やきながら、すぐに支度ができるように、材料を揃えなおし岩城は眠りについた。
  1. 2016/03/10(木) 21:44:05|
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春抱き★telpathically…①

書類確認がすむのをソファーで待っている清水が、小ぶりの冊子を真剣にみつめポストイットをつけている。


『清水さん何を読んでいるんですか?』


ポストイットをつけてまで、どんな本を読んでいるのか興味を持ち岩城は声をかけた。


『えっ。バレンタインチョコレートのカタログです。』
仕事中なのに申し訳ありません。と慌てて冊子を閉じて鞄へしまった。


『いいんですよ。清水さん。旦那様にですか?』


『旦那の分も買いにいきますが、このポストイットは自分用のですわ。』


ふふっと笑いながら、カタログを鞄からふたたび取り出した冊子には、数枚のポストイットがゆれる。


『ちょっと見せてもらってもいいですか?』


『どうぞ。』


清水からカタログを受けとると岩城は可愛らしく華やかなチョコレートを眺めた。


『チョコレートって、こんなに変わった形や色があるんですねぇ。』


いつも香藤から貰うばかりで、人だかりの中へ自ら買いに出掛けることがない岩城は、開くたびに異なるチョコレートの美しさにみいられ、めくったページに、ふぞろいな石畳のような淡い水色のチョコレートが、階段のように積み上げられていた。
それが、どんな壁にぶつかりながらも乗り越えていく姿、淡い水色が疲れた自分を洗い流してくれる香藤の姿と重なり手が止まった。
その様子をみていた清水が

『気になるチョコレートありましたか??一緒に買ってきますよ。』


『でも、旦那様の分やお付き合い関係ので大変でしょう?』


カタログのポストイットを指さして言う岩城。


『お付き合い関係のは通販で用意済みです。そちらのカタログは、旦那と自分用ですから、たいした量ではないですよ。』


『自分用ですか?』


『えぇ。催事場でしか買えないお店もいくつかありますからねぇ。岩城さんの気になられたのはどちらですか?』


岩城が気になるチョコレートを聞いてきた。


『えっと、この淡い水色のチョコレートなんですけど。。。』


『そのチョコレート綺麗ですよねぇ。私も気になっていて買う予定なんです。』


『じゃぁ、一つお願いいしてもいいですか?』


『香藤くんさんの分ですねぇ♪岩城さんご自分のは?』


『さっきから、自分用…って?』


不思議そうに言う岩城に


『最近は、恋人や義理より自分にご褒美として人気パティシエのチョコレートやお菓子を買うほうが多いんですよ。』


『そうなんですか。いや、僕はいいですよ。』


カタログを閉じて清水に返す。


『そぉですよねぇ~。どんなものにも勝らない、香藤さんの愛情こもったチョコレートが貰えますものね。』



『清水さん!』


岩城は真っ赤になって少し大きめな声で言った。
清水は可愛らしいと思いながらカタログを受け取り社長室をあとにした。
  1. 2016/03/10(木) 21:41:57|
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3月10日

こんにちは。


拍手・訪問ありがとうございます。

大変おそくなりましたが、今日までにいただきしたコメントお礼です<(_ _*)>


Rさま
ネット環境は、いろいろ複雑ですよねぇ。お互いに次に繋げるために!アンケートは送りましょうね。お手紙とどいたかなぁ?本当にラストの二人が幸せオーラいっぱいで額にいれて飾りたい気分ですよね。


Yさま
今回は、きっときっとラブシーンで盛り上がったことでしょう(笑)指からませて、二人で歩みだす~。なんだけどYさまのおっしゃるとおり久しぶりに岩城さんが主導権もってますね。あら反抗期ですか?誰もが通る道ですー。Yさまの時はどんな風でした?


Lさま
お久しぶりです。Lさまの何かとお忙しそう。突然お送りして申し訳ありませんでした。せっかく可愛らしいものですから、大切にしていただける方に持っていただいた方が彼等も幸せでしょう。今後ともよろしくお願いいたします。


Hさま
今回は残念でしたが、ぜひ次回は!!不出来作ですが使ってやってください。一緒にお喋りできる日をめざして頑張ります。


Mさま
こちらでは初めまして、コメントありがとうございます。あぁ~お会いできなかったのが残念です。さっそく使っていただきありがとうございます。またお会いできる日を楽しみにしています。




今年は、体調と薬の調整のため花粉症の薬を飲み始めるのが遅かったため、いつもよりひどい。
鼻水、目のかゆみ、肌のかゆみ、頭まで痛くなる~。
この数日、ダルさが続くので病院へいきましたら、微熱、扁桃腺はれていて風邪薬が処方されました。
花粉症のときは風邪のひきはじめがわかりづらいです。皆様も気をつけてくださいね。


ダラダラしていたら…新田先生のお誕生日がすぎてしまいました。
おくればせながら、新田先生お誕生日おめでとうございます!お体に気をつけて作品にとりくんでくださいね。
新田先生の新しい世界を楽しみにしています。


まだまだ寒暖差がある日々が続きますが、お体に気をつけて、すごしていきましょうね。

  1. 2016/03/10(木) 13:05:52|
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