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新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

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春抱き★telpathically…①

書類確認がすむのをソファーで待っている清水が、小ぶりの冊子を真剣にみつめポストイットをつけている。


『清水さん何を読んでいるんですか?』


ポストイットをつけてまで、どんな本を読んでいるのか興味を持ち岩城は声をかけた。


『えっ。バレンタインチョコレートのカタログです。』
仕事中なのに申し訳ありません。と慌てて冊子を閉じて鞄へしまった。


『いいんですよ。清水さん。旦那様にですか?』


『旦那の分も買いにいきますが、このポストイットは自分用のですわ。』


ふふっと笑いながら、カタログを鞄からふたたび取り出した冊子には、数枚のポストイットがゆれる。


『ちょっと見せてもらってもいいですか?』


『どうぞ。』


清水からカタログを受けとると岩城は可愛らしく華やかなチョコレートを眺めた。


『チョコレートって、こんなに変わった形や色があるんですねぇ。』


いつも香藤から貰うばかりで、人だかりの中へ自ら買いに出掛けることがない岩城は、開くたびに異なるチョコレートの美しさにみいられ、めくったページに、ふぞろいな石畳のような淡い水色のチョコレートが、階段のように積み上げられていた。
それが、どんな壁にぶつかりながらも乗り越えていく姿、淡い水色が疲れた自分を洗い流してくれる香藤の姿と重なり手が止まった。
その様子をみていた清水が

『気になるチョコレートありましたか??一緒に買ってきますよ。』


『でも、旦那様の分やお付き合い関係ので大変でしょう?』


カタログのポストイットを指さして言う岩城。


『お付き合い関係のは通販で用意済みです。そちらのカタログは、旦那と自分用ですから、たいした量ではないですよ。』


『自分用ですか?』


『えぇ。催事場でしか買えないお店もいくつかありますからねぇ。岩城さんの気になられたのはどちらですか?』


岩城が気になるチョコレートを聞いてきた。


『えっと、この淡い水色のチョコレートなんですけど。。。』


『そのチョコレート綺麗ですよねぇ。私も気になっていて買う予定なんです。』


『じゃぁ、一つお願いいしてもいいですか?』


『香藤くんさんの分ですねぇ♪岩城さんご自分のは?』


『さっきから、自分用…って?』


不思議そうに言う岩城に


『最近は、恋人や義理より自分にご褒美として人気パティシエのチョコレートやお菓子を買うほうが多いんですよ。』


『そうなんですか。いや、僕はいいですよ。』


カタログを閉じて清水に返す。


『そぉですよねぇ~。どんなものにも勝らない、香藤さんの愛情こもったチョコレートが貰えますものね。』



『清水さん!』


岩城は真っ赤になって少し大きめな声で言った。
清水は可愛らしいと思いながらカタログを受け取り社長室をあとにした。
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  1. 2016/03/10(木) 21:41:57|
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