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新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

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春抱き★telpathically…②

『香藤さんお疲れ様でした。』


スタジオから出てきた香藤に、ねぎらいの言葉をかけ控え室へ案内する金子。椅子にもたれかかった香藤は

『金子さん。このあと時間あくよね?』


『えぇ、2時間くらいあきますね。何か雑誌や食べるもの買ってきましょうか?』


『時間までに戻ってくるから、ちょっと出掛けてきていい?』


香藤は立ち上がり背伸びをする。


『そうですね。今日はこのあとほとんど休憩もありませんし、時間までに戻られるのでしたら大丈夫ですよ。あ、何かありましたら連絡しますからスマホの電源いれておいてくださいね。』


『了解。行ってくるね。』

香藤はサングラスをかけ、ジャケットを羽織り、財布とスマホを手に控え室をあとにした。
むかった先は、局からほど近いデパート。
商品を購入し終えて、時間を確認するとまだ余裕がある。


『ちょっと覗いてみるか。』


エレベーターに乗りむかった先はバレンタイン催事場。


『うへぇ~。テレビで見ていたけど…これはすごいなぁ。』


すれ違うのもむずかしいくらいの人だかり。人の隙間をぬってチョコレートを見て歩く。誰もがチョコレートに夢中で香藤に気がつかない。
押し出されるようにたたどり着いた人だかりが少ないブースに並べられた、一つのチョコレートに目を奪われた。


『すみません。これ1つください。』


チョコレートを購入し局へ戻った。
控え室に戻ると紙袋を鞄の脇に置いて、残りのスケジュールの台本を確認しているところへ金子が入ってきた。


『香藤さん戻られたのですね。ちょうどよかったです。温かいうちに食べてくださいね。後半は休憩もないですから!』


『そだね。ねぇ~金子さん。岩城さん起きているうちに帰れるよね!?』


金子から弁当を受け取りながら、香藤が紙袋に目をやり嬉しそうに聞くと


『それが…ちょっと…。』


言いにくそうにする金子に香藤が


『もしかして今夜、俺…帰れないの?』


『その…トラブルがありまして…。御自宅にお送りできるのが明日の朝になるかと…………。』


金子が申し訳なさそうに答える。


『マジでぇ~。今夜、帰れなきゃ、家もどっても着替え受け取ってそのまま地方ロケじゃん……。』


机にへたれこむ香藤


『あぁ~香藤さん。岩城さんへは私から事情を説明しておきますから。少しでも岩城さんとのお時間が作れるようにしますから。』


必死にフォローをする金子。


『わかった。金子さんを信じて、これ食べて後半の仕事に集中するから。岩城さんと朝のコーヒー飲む時間くらいちょうだいね。』


香藤は弁当の蓋をとると、食事片手に後半の仕事に改めて目をはしらせ真剣な顔つきに変わっていった。
金子は申し訳なさそうに控え室をあとにすると、岩城へ連絡をいれた。
金子から連絡を受け、岩城はため息をついた。
この業界ではよくあること…とはいえ、何時になってもお互いの顔をみて話したかったし…。なにより渡したかった物がある。


『香藤の着替えをリビングへ降ろしておいたほうがいいな。』


香藤の鞄をリビングのソファーへ置き、ラッピングした包みをその中へいれようとしたが、ためらいテーブルに置いた。
金子がコーヒーくらい飲む時間くらいは作れるようにしますと言っていた…もしかしたら渡せるかもしれない。
キッチンに立ち遅くなっても帰ってくる予定だった香藤の軽食のための材料を冷蔵庫へもどしていた手をとめ


『そうだ。』


キッチン上の扉をあけ目当ての物を探す。ランチバッグ、水筒、サンドイッチボックスを取り出して並べ


『明日、サンドイッチとコーヒーを淹れて、アレを一緒に渡そう。』

料理をするとなれば少し早く起きないとな。と粒やきながら、すぐに支度ができるように、材料を揃えなおし岩城は眠りについた。
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  1. 2016/03/10(木) 21:44:05|
  2. 春抱き★St.Valentine′s Day
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