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新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

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春抱き★花より愛しき人の言葉…2

いくどかの口づけをかわし、みつめあい微笑みあう二人。


『岩城さん、もう少し寝る?』


『すっかり目がさめたからいいや。』


テーブルに置いたミネラルウォーターを飲み


『香藤はどうする?こんなところで寝てたから疲れがとれていないだろう?』


『そーでもないなぁ。熟睡して、すっきり!!体かるいよ。あ、風呂はいってないや。ね、用意するから一緒に入ろう。』


ウィンクしながらソファーを降りて、香藤は床にある花束をとりリビングを後にした。


『風呂の準備に花束持っていって…なにするんだ。』岩城の頭には、過去に香藤が用意した薔薇風呂が浮かんだ。
『まぁ、香藤の誕生日だし付き合うか。』


しばらくすると風呂の準備ができたと駆け寄ってきた香藤は岩城の手をとり浴室にむかった。
ドアを開けると、浅めに湯をはったバスタブに、紅い薔薇を彩るように鮮やかな花びらが浮かんでいた。
予想どうりのバスタブを目にしつつ、香藤の体を流しバスタブにうながすと


『岩城さんと一緒に入るの。』
と香藤に全身を洗われ、花が浮かぶバスタブに浸かる。時おり触れる香藤の指先、花びらをくすぐったく思いながらも、こんな風呂も悪くないと思い香藤に体をあずけていると


『岩城さん、ちょっとごめんね。』
香藤はバスタブをでた


『どうした?湯中りしたか?』
岩城が心配して聞くと


『違うよ。』


シャワーヘッドを取り、温度を確認すると


『岩城さん、目に入らないように気をつけてね。』
あぁと岩城が返事をすると、シャワーヘッドをバスタブにむけた。シャワーを当てたところから泡がたちはじめ柔らかい石鹸の匂いがたちはじめた。


『は?どうなっているんだ?』

いま浸かっている湯にシャワージェルなどのぬめりはない。


『ふふ。花びらが石鹸でできているんだよ。岩城さん花びらをこっちおしよせて。』
言われるままに手を動かし花びらをシャワーのほうへ押しやる。
あっという間に花びらは消え泡ぶろに変わり白い泡の上には紅い薔薇だけが残った。
岩城は白い泡に浮かぶ紅い薔薇を両手で包むようにすくいあげ顔を近づけた。


『うーん。すっごい綺麗。』
浴室をでた香藤はスマホ片手にもどり、素早く撮影しスマホをおきにいき、岩城を抱き抱えるように浴槽に入りなおした。


呆然としている岩城に
『びっくりした?』
覗きこみながら聞くと


『てっきりすべて生花だと思っていたから…。』


『でしょ?俺ももらったときは花だと思っていたんだけどね。生花だとすぐに枯れちゃうから…これなら綺麗な花を長く楽しめるからって、共演女優さんがプレゼントしてくれたんだ。』
変わった花束が共演女優からのプレゼントというところに岩城の気がさわったらしく、やや頬がこわばるのを感じた。


『あっ、ヤキモチ?ダメだよ~美人だいなし。それに、これ俺へのプレゼントじゃないんだ~。』


『お前の誕生日なのにか?』


『だって、その女優…岩城さんの隠れファンだもん。岩城さんが花すきなの知っていて、この石鹸の花束たくさん持って、俺の誕生日にかこつけて押しつけて、岩城さんの目にとめてもらいたかったんだよ。』


『お礼…いったほうがいいのかな?』


『うーん。どうかなぁ~。周りに岩城さんのファンって隠してるプライド高い人だからなぁ~。』


『じゃぁ、香藤の誕生日を祝ってくれてありがとうくらいなら問題ないかな?で、誰だ?』
ふりむく岩城の耳元に香藤が小さな声で答える。名前を聞いた岩城は目を大きくひらき、やや青ざめた
『……………うそだろ……。』
岩城より歳上の美人女優[この人には体温や血が流れているのかと疑問をもつほどの]まるで精巧に造られた人形のような、美しくかつ冷たい顔が浮かぶ。そして、仕事にも厳しく出来ないと誰かれかまわず冷酷な指摘がとぶ。それが間違っていないから監督・プロデューサーすら文句がいえないので有名な女優。


『岩城さんのこと…本当によく評価しているよ。機会があれば共演したいわ~って。あれ…岩城さん?』


『持宗監督の次に、精神的にきそうだな。』
たしかに…共演は俳優として成長の糧となるため大変魅力的ではあるが、いまは持宗監督と翔でいっぱいいっぱいだ。


『まっ、そうなったときは俺が全力でサポートします。』
岩城を抱きかかえる腕に力をいれる。


『その時は頼むよ。専属トレーナー。』


『了解』
ウィンクする香藤に岩城は、クスリと笑い香藤にキスをした。








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  1. 2016/07/08(金) 14:41:49|
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