couler-de-source

新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

Happy Valentine's Day! 1

夕食の買い出しに立ちよったスーパーの入り口で、ピンクやハートで飾られているコーナーが目についた。


「あぁ…バレンタインかぁ。今年もいるのかな?」


去年、起きぬけに催促され用意してなかった事に、朝から大騒ぎされ、帰りに何軒かまわって見つけて買った不二家のハートチョコ。
夕飯の時に渡した時の喜びようは、もの凄かった。


「また、大騒ぎする前に買っておこうかな?」


足をとめて並んでいる商品を眺めるが、あのハートチョコがない。。。
同じメーカーのハートチョコの大袋入りはあるが、お目当ての真っ赤なビニール袋に入ったハートチョコは何度みても並んでいない。
後ろから女性のクスクスと笑う声に我にかえり慌ててバレンタインコーナーを足早に離れた。


「そうだよね。うん。男が、じっくり選んでいたら笑われるよね。」


ふぅと、ため息をついて食材をカゴへいれレジへむかい会計をすませて家へむかおうと足をむけ立ち止まる。


「あそこなら、あるはず。」


忘れてしまわないうちに買っておこうと去年購入した店へと方向を変えた。
久しぶりに足を運んだ商店街の入り口にある店。
チョコレートの棚を探すが大袋入りはあるが、やはり無い。
去年は確かここで購入した。
もう少しあとに入荷するのかもしれないと、大袋のハートチョコを手に取り、レジの店員に


「あの、すみません。このチョコレートの1枚売りのは、いつ頃はいりますか?」


勇気をだして聞いてみると、店員は、託生が手にしている袋を見て


「申し訳ありません。こちらの商品は大袋のみの取り扱いになります。」


「そうですか。」


託生は手にしている袋をみて、メーカーもハートチョコも変わりない。大きさと包装が違うだけ…。これでもいいような…。
いや、あのパッケージじゃないと何かが違う。
取り扱いをしないということは、商品としてはあるんだよね。ネットで買えるかな?
あぁ~。ダメだ。
僕がいないときにギイが受け取ったりしたら…。
袋を手にしたままあれこれ考えていると


「あの~、お客さま。」


「あっ、はい。すみません。」


店員の声に慌てて答える


「この3軒先に、お菓子屋さんがありますので、お探しのがあるかもしれません。」


「お菓子屋さん?」


「はい。こういった大袋から懐かしいのまでありますよ。」


託生の手にしている商品を受け取り、お店がもう少しで閉店しますから、こちらは後で戻しておきますから、優しく微笑み店員が教えてくれた。


「ありがとうございます。行ってみます。あの…買わずにごめんなさい。」


頭を下げ店をでて、教えられたように商店街の奥へと歩いた。
3軒先…。
左右をみながら歩くと店先にお菓子の棚が並んでいるのが目にはいった。


「ここかな?」


店に入ってみると入り口の角のレジ台には、シャボン玉、おもちゃ、アイドルのカードがぶらさがっている。


「いらっしゃい。」


レジから年配の女性が声をかけてきた。


「すみません。遅くに…」

「どうぞ、ゆっくり。」


頭をさげあらためて店内を見渡す。
壁沿いに棚がいくつも並び、ひしめきあうように商品がならんでいる。


「あっ、懐かしい。」


棚からココアシガレットを手に取る、蓋が空いているボトルをみると、アメが1つずつ買えるようになっている。
ガムに小袋のお菓子、たくさんの駄菓子がならんでいる。
久しぶりに目にする駄菓子にワクワクしてしまい、次々と手にし見いってしまう。


「よかったら、カゴどうぞ。」


可愛らしい小さなカゴを店員が差しだした。


「ありがとうございます。」


託生はカゴを受け取り、手にしていた駄菓子を入れ、あぁ!チョコ!!
店内を歩くと板チョコの隣に真っ赤なビニールに入った不二家のハートチョコレートを見つけた。


「あった。」


1枚カゴへいれ、すこし考え…。今年は、ちょっと豪華にしよう。ハートチョコを数枚追加し、店内の駄菓子をいくつかカゴへ入れた。


「お願いします。」


レジに置くと店員は手際よく値札もついていないアメやガムもポンポンとレジ打ちしていく。
手慣れたその仕草をながめながら


「最近では見かけないお菓子がいっぱいですね。」


「スーパーやコンビニには、置いてない商品が多いですからね。みなさんビックリされますよ。」


「ギイを連れてきたら喜ぶだろうなぁ~。」


自然にでた言葉に


「今度、一緒に来てください。はい、たくさん買ってくれたから、これはオマケ。」


そう言うと託生の手にお釣りと一緒に、茶色のキャンディ包みのチョコレートをのせてくれた。


「えぇ!!ダメですよ。この分も払います。えっと、これいくらでしたか?」


手のひらにのせられたチョコレートをレジ台に置いて、小銭を確認する。


「いいの。いいの。これは。また楽しく買い物しにきてくれればいいから。その、ぎいくんと一緒にね。」


そう言うと託生の手をとり、チョコレートをのせた。ニッコリと微笑まれ、託生はそれ以上ことわることができず。


「ありがとうございます。また来ます。」


礼をいい店を後にした。
帰宅して、ギイがまだいないのにほっとし、食材をキッチンに置くと2階の自室のクローゼットにお菓子を隠した。
夕飯の支度をしていると玄関が開く音がした。


「ただいま。託生。」


キッチンに立つ託生の頬にキスをする。


「おかえり、ギイ。もう少しでできるからね。」


振り返りギイに言うと


「りょーかい。」


もう一度、頬にキスをして自室へむかった。
その後ろ姿をみて、あとはバレないように気をつけなきゃと気合いを入れ、夕飯作りの続きをはじめた。


いつも通り互いに今日のことを話ながら夕飯を食べ、お風呂に入り、明日は休みだろ?と手をひかれ、ギイの腕のなかで眠った。
スポンサーサイト
  1. 2017/02/18(土) 19:35:25|
  2. タクミくんシリーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Happy Valentine's Day! 2 | ホーム | タクミくんシリーズ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://izumi0918.blog89.fc2.com/tb.php/495-44492605
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。