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新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

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Happy Valentine's Day! 3

バレンタインの朝、ギイの姿はない。


「夜かな?」


いつものように仕事へ出かけ、少しだけ早く帰宅した。


「おかえり。託生。」


「ただいま。ギイこそ、おかえり。」


迎えに出てきてくれたギイに抱きしめられる。
ほんのすこし離れていただけなのに懐かしく思う甘い花の香。安心できる場所。ほっとする。


「夕飯作っておいたから、早く片付けてこいよ。」


「うん。ありがとう。」


階段をあがり鞄やコートを片付け、クローゼットから袋を取り出す。


「いま持ってくと、夕飯前に見たがるよね。」


すぐに取りにこれるように、部屋のドアの側に置いてキッチンにむかう。
立春をすぎたとはいえ、夜の冷え込みが続くため寒がりの託生には、嬉しい鍋が中央にのっている。


「うわっ。鍋だ!!嬉しいなぁ~。」


「ふふっ。今年の豆乳鍋は去年より更に旨いぞ。あれから研究したからな。今日は、茶碗蒸しもあるぞ。」

「茶碗蒸し?!食べたい!!」


託生が嬉しそうに言うと、ギイはキッチンにむかい茶碗蒸しを食卓に並べる。


「いただきます。」


久しぶりに二人でとる食事。熱々の茶碗蒸しの蓋をとり一口。滑らかでまろやかな味。美味しさに匙を片手に感動していると


「どうだ?」


少しだけ心配そうにギイが聞いてくる。


「すごく美味しい!!すごい!!いつのまに、覚えたの?まるで赤池くんが作ったみたい。」


思わず…まさか赤池くんが隠れていないよね?とキョロキョロしてしまう託生に

「章三はいないぞ。まぁ…レシピはもらったがな。」

ギイも茶碗蒸しを口にして、うん。我ながらよくできたと満足そうに頷いていた。


「すごいなぁ~。僕はレシピみてもなかなか赤池くんの味に近づけないのに。」

「章三の料理も旨いが、オレは託生の料理のほうが旨いと思うぞ。」


華麗にウィンクして答えるギイに赤面してしまう託生。


「あ、ありがとう。ぼくもギイの料理好きだよ。」


「ありがとう。冷めないうちに食べようぜ。」


ギイが鍋の蓋をとり、託生の分をとりわける。
熱々の具剤をハフハフと口に運ぶ


「あぁ~。美味しい~!!本当に去年より美味しい~!あったまるー。」


幸せそうに食べる託生を嬉しそうにギイは見つめていた。


「あぁ~美味しかったぁ。」


しめのうどんまで美味しく堪能し、食後のお茶を口にする。


「託生にしては、よく食べたなぁ。」


キッチンの片付けをすませて託生のポッコリ膨らんだお腹を大丈夫か?となでる。


「本当に美味しかったんだよ。」


「託生に、そう言ってもらえると腕のふるいがいがあるよ。」


温かい食事で、あたたまった託生を後ろから抱きしめ

「託生。」


託生の前に手のひらをヒラヒラさせる。
その仕草に、去年の寝起きの催促を思いだし託生は笑ってしまう。


「うん。今年は、バッチリだから、ちょっとまっててね。」


ギイの頬にチュとキスをして、ギイの腕をすり抜け部屋を出ていった。


「おぉ?恥ずかしがりやの託生からのキスとは。今年は、いいバレンタインだなぁ。」


託生にキスをされた頬を撫でながら晩酌を選び、リビングのローテーブルに並べた。
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  1. 2017/02/18(土) 19:39:03|
  2. タクミくんシリーズ
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