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新田祐克先生大好き。 BL/腐女子になります。 カテゴリーに分けて掲載をしていきますので、今日のblog(つらつらblog)には、BL/腐女子のつぶやきになります。 他カテゴリーはSSになりますので宜しくお願いします。新田祐克先生の代表作品『春を抱いていた』のSS中心になりますが、たまに他の作品や作者のがあるかもしれません。 ご理解ある方々、宜しくお願い申しあげます。

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Happy Valentine's Day! 4

ローテーブルに、晩酌とつまみを並べ、花屋で買ったアレジメントフラワーを中央に飾ると、ソファーに座り託生が戻ってくるのを待った。
リビングのドアが開き託生が両腕を背に回したままソファーに歩いてくる。


「託生?」


ギイが不思議そうに託生を見ていると、後ろ手にしたままソファーに器用に座った託生は微笑んで


「Happy Valentine's Day!」


託生は隠していたリボンで結ばれたブルーの袋をギイへ差し出した。


「ありがとう。」


差し出された大きな袋を驚きつつも受けとる。


「ずいぶんたくさん入ってるな。開けるぞ。」


「どうぞ。」


リボンと飾り造花を外し袋を開くと真っ先に目についたのは、真っ赤なビニール袋に入った不二家のハートチョコ。


「愛がこもってるなぁ。」

ハートチョコを取り出して、Thank Youと託生の頬にキスをする。


「去年、忘れた分も入っているのか?」


「うーん。それもあるけどね。」


託生はテーブルのグラスや皿を端へずらし、中を見てよと場所をつくる。
ギイはチョコをテーブルに置き、袋の中を取り出していく、キャベツ太郎、チーズあられ、都こんぶ、クッピーラムネ、ココアシガレット、ヨーグル、梅ジャム、ボンタンアメ、ビッグカツ、チョコバット…他にも可愛らしいお菓子が次から次へと出てくる。
並んだ駄菓子を見て


「愛の告白だな。」


ぎゅっと託生を抱きしめる。


「覚えてるんだ。」


「覚えてるさ。託生と付き合うことができて、嬉しくて嬉しくて、オレのわがままばかり押しつけていて、託生のことを思いやることを忘れていたよな。あの頃…」


「ぼくも、自分の気持ちを伝えることが…どんなに大切か学んだよ。あの頃も、いまもギイが好きだよ。」

「オレなんて愛しちゃってるんだぜ。さっそく、託生の愛を食べようかな。」


真っ赤なビニール袋に入った不二家のハートチョコを1つとり袋をあける。
かじりつき、うん旨い。ほら託生もと差しだされた。
普段はあまり好きではない甘い物。だけど、今日は特別。ちょとだけ…そうだ。託生のイタズラ心が動いた。
チョコを持っているギイの指を、わざとくわえるように唇で舌で触れてからチョコをかじる。
目をまるくするギイを横目に


「ギイの愛。美味しかった。」


微笑みながら舌で唇を舐める。
託生の行動に、ギイは残っていたチョコを口にほおりこみ


「託生…。今日は覚悟しろよ。」


託生をあっさりと抱き上げて部屋へむかう。


「えっ?!ちょっと、待ってよ。ギイ!!お風呂まだ!」


やりすぎた。クレームをいれても時すでに遅し、ギイは長い足でスタスタと歩き、託生を抱いたまま器用にドアノブを開けると


「あとで入れてやるから。」


託生をベッドへおろし、クレームをいれた唇をふさぐ。荒々しいキスに息苦しくなり託生がギイの背中をたたくと、唇を解放したギイは託生の耳元で


「めったにない託生くんからの情熱的な愛の告白に、ギイくんは、これ以上我慢できません。」


ギイの熱い体を押しつけられた。こうなったら、もう何を言っても逃してもらえない、逃れれないことを知っている託生はあっさりと降参した。


「わかりました。ただ、明日も仕事なので、そのあたり…」


「わかってる。」


甘く長い指が柔らかに託生の肌をなぞり、ゆっくりと愛の海へといなざっていった。
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  1. 2017/02/18(土) 19:40:41|
  2. タクミくんシリーズ
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